全国過労死を考える家族の会

全国過労死を考える家族の会ニュース 第79号

≪過労死等の実態に則した労災認定基準の改正と防止策の強化を!≫

1.過労死等の救済と防止の動向

過労死防止法は2014年11月に施行されて5年経過し、調査研究の取り組みは年次報告(白書)にて公表され、11月過労死防止月間の啓発シンポジウムは47都道府県48会場で開催し、全国的に参加人数と参加層は拡がっており、各学校へのワークルール講義活動についても年々開催校が増え、人々の過労死問題に対する関心が徐々に高まってきていることを実感します。

しかし、白書によれば、いじめ・嫌がらせの労働相談件数および勤務問題が原因する自死が増え続けており、労災請求件数が増加しているなか認定件数は減少していることで、業務との因果関係があっても救済されず、働く実態に則した適正な認定基準の見直しが急務になっています。

2.第32回全国家族の会要請行動について

昨年11月6日、過労死弁護団と全国家族の会は厚生労働省と地公災基金本部へ認定基準の問題点と早期の見直し、労災認定された事業場へ改善指導の強化、過労死等防止に関する施策の実施など団体要請し、会員の個別案件を要請しました。(各報告は次の頁をご覧ください。)

特筆すべきは、約8割がパワハラによる過労自死および精神障害療養中の被災者で、その内約7割が若年層でした。主な要因は、長時間過重労働、暴言、いじめ嫌がらせなど強いストレスによるものです。他に、海外駐在中の被災、労基署の対応不備、調査の長期化、症状固定の判断、ダブルワークの補償など多岐にわたる事案があり、職場以外の労働時間、持ち帰り仕事、心理的負荷等が正しく評価されないため、認定制度の改善をもとめ早期の認定を要請しました。

3.労災認定基準の改正の動向

一昨年過労死弁護団は、脳・心蔵疾患と精神障害の労災認定基準の改定を求める意見書を厚生労働省へ提出し要請されました。昨年、過労死等防止対策推進協議会と過労死等防止を考える議員連盟へ要請し、厚生労働委員会と本会議において議論され、「これまでの知見を収集し有識者の検討会を設置する」との大臣答弁を得られました。

昨年12月16日第1回「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」が設置され、脳・心疾患についても本年検討会が設置されます。令和3年に認定基準全般の検討会がおこなわれる予定。これを契機に働く実態に則した認定基準に改正され、被災者救済制度の拡充と過労死防止対策の強化が前進することを切に願っています。

(全国家族会代表 寺西笑子)

2019年度全国過労死を考える家族の会総会 報告

日時:11月7日(水)午前9時30分~12時30分。場所:平和と労働センター全労連会館会議室、参加者35名。(以下、敬称略)第一部の総会進行および議長は中上、書記は大島が選出され、寺西代表の挨拶ではじまりました。議事は、2018年度活動報告(寺西)、2018年度決算報告および会計監査報告(久保)、2019年度活動計画案(寺西)、2019年度予算案(久保)、2019年度世話人選出案(寺西)出され、以下の各世話人、事務局、およびすべての議案が採択承認されました。

代表世話人:寺西笑子(京都)、会計:久保直純(四国)、会計監査:大島照代(東四国)

各地の代表:菊池悦子(北海道)、児玉政昭(宮城)、深澤佳人(山梨)、小池宣子(長野)、渡辺しのぶ(東京)、工藤祥子(神奈川)、尾崎正典(静岡)、伊佐間佳子(名古屋)、中嶌清美(京都)、小池江利(大阪)、西垣迪世(兵庫)、中上裕章(岡山)、高木栄子(山陰)、久保直純(四国)、大島照代(東四国)、安徳晴美(福岡・12/7就任)、桐木弘子(東九州)。

事務局:寺西笑子(世話人会事務・総会資料・活動全般)、久保直純(会計業務)
小池宣子(厚生労働省要請担当)、工藤祥子(地方公務員災害補償基金本部要請担当)、中上裕章(全国ニュース編集・総会資料)・渡辺しのぶ(遺児交流会担当、同準備委員・三輪香織)

各要請報告は(厚労省・小池、基金本部・工藤)本文以下へご報告。

第二部の交流会(進行・西垣)は、未解決者、2018年度解決者、初参加者など自己紹介し、それぞれ国の理不尽な扱いを受けた訴えなどがありました。苦しい気持ちを吐き出し仲間同士で支え合い連絡先を交換し合うなど時間はいくらあっても足りないようで別れを惜しむ交流会になりました。

(書記・大島照代)

要請行動報告

厚生労働省への要請報告

11月6日午前10時30分より厚労省1階の会議室にて要請を行いました。厚労省から総務課長ほか7名が出席され、泉健太衆議院議員、玉木一成弁護士、家族の会35名が参加しました。先ず、玉木弁護士から、「既に30年にわたり要請活動をしている。家族の会の要求をしっかり受け止め対応してほしい。」と挨拶され、寺西代表は「過労死防止法は成立したが、現状は変わらない。被災者の実情をくみ取り一日も早い認定を要請する。」と要請書を手渡しました。泉健太議員から「家族の会、弁護団、超党派議員連盟で過労死防止法を成立させた。ご家族の大変な思いや悲しみをくみ取り、感情論でなく良い働き方に向けて取り組んでほしい。」と挨拶されました。

要請は玉木弁護士の進行で行われ、精神疾患、脳・心疾患、調査対応の順に16名が訴えました。精神疾患では、「若い人の過労自死が多く過重労働とパワハラが共通している。会社側の資料隠ぺいもある。労働時間もパソコンや入退室の記録だけでなく実労働時間で対応してほしい。障害者に配慮した基準に沿って労災認定してほしい。」脳心疾患では、「長時間労働してもタイムカードがない。こういう会社こそ労災認定してほしい。」調査対応では「労災申請後1年経っても労働局から回答なし。認定されたが休業給付なく生活していけない。海外被災者の労災保険制度の不備やダブルワークの補償制度の不備。」などの要請がありました。

上記に対し、厚労省基準局総務課長から、「要請書は予め頂き目を通した。命と健康を守ることが重要課題と感じた。H.26年過労死防止法が成立し、昨年大綱の見直しを行い、過労死ゼロを目指したが依然として過労死は減らない。改めて最重要課題として位置づけて取り組みたい。」と話されました。

(長野家族会 小池 宣子)

地方公務員災害補償基金への要請行動

本年度の基金本部要請行動は、例年の基金本部の会議室が取れなかった為に初めて弁護士会館でおこない、基金本部総務課次長、補償課調査役のお二方にお越し頂き要請しました。

こちら側は、松丸正弁護士、弁護士、要請者6名、支援者4名合計12名と途中で泉健太衆議院議員もお越し頂き要請致しました。

個別要請では現在係争中の皆様の辛い中、なかなか進まない苦しい訴えが続きました。また解決者の方々も公務災害の過程で味わった苦しみから改善を求める要請を致しました。

全体からは毎年要請していることですが、公務災害は「所属長を通さないと申請出来ない」という最初に大きな壁があります。いわば加害者側に公務災害申請をして貰わなければいけない事は断られる事ありきなので、被災者自身が自由に申請出来る様にしてほしいと訴えましたが、決まっていることなのでと受け入れられませんでした。また任命権者の意見だけを聴くのではなく被災者の調査もしてほしい、進行の期間が長すぎて遺族の負担が大きいという当たり前の被災者の権利もなかなか受け入れられませんでした。

基金本部で不認定の場合は司法判断に委ねられます。

基金本部の判断が覆ることもとても多いので、是非基金の判断も判例に基づいて司法判断を取り入れるべきである旨の申し入れもしましたが、「個別事案での判断で」という返答でした。

公務災害は民間の労災と異なり、大変分かりにくかったり、所属長の意見が判断の基準になってしまうなど、被災者として納得のいかない点が多々あります。
等しく正しく被災者の救済がなされますよう、引き続き要請を続けていきたいと思います。

(神奈川家族会 工藤祥子)

シンポジウム報告

過労死等防止対策推進シンポジウム東京中央会場報告

全体会報告

東京・中央シンポジウムは、11月6日14時~17時、イイノホール(霞が関)にて開催され、全国家族の会統一行動参加者を含む約340名参加しました。

冒頭、過労死防止を考える議員連盟代表の馳 浩衆議院議員より過労死防止に向けて積極的な挨拶で始まり、厚生労働省労働基準局総務課長より「白書」の報告がありました。続いて過労死防止全国センター共同代表の川人博弁護士より具体的な事例を踏まえ、国会での労働者や人工衛星の業務など今までなかった職場で過労死が発生している報告があり過労死防止対策を強く訴えられました。

続いて、加藤勝信厚生労働大臣の挨拶があり、客席で4遺族の体験談を聴かれました。教諭の妻を亡くした夫は持ち帰り仕事が普通の働き方だったと隠れた長時間労働を訴えました。息子を亡くした父親は、ハラスメントによる100時間超サービス残業を指示され、うつ病になり過労自死で奪われ、生きる意味って何か、問われました。娘を亡くした母親は、上司の嫌がらせと暴言を受け自死された。ハラスメントした上司は「指導」と言った。言われた者は見えないナイフで心をえぐられた胸の痛みは消えないと訴えました。息子を亡くした母親は、職場でメンテナンスの仕事ができるのは息子ひとり、休日出勤、長時間労働、罵声を浴びパワハラによる重圧のすえ過労自死。無念の涙で異常な職場環境の改善を訴えられた。

参加された方の脳裏に決してこの教訓を無駄にしてはならないことが伝わったと確信します。休憩後は、今回初めての企画でA会場とB会場に分かれ、各講演に参加された方からの質疑時間を設けるシンポジウム形式にておこないました。

(事務局)

A会場報告

A会場は滋賀大学大和田名誉教授の「職場から過労死もハラスメントもなくすために:諸外国の教訓も踏まえて」というご講演で、参加者は約240名でした。

①過労死とハラスメントの共通性
過労死対策の中でのハラスメント規制政策の登場に焦点をあて、様々なハラスメントの形と具体例の発表が行われた。ただ、具体例の中の遺族も会場にいたが、直接の取材はなく単なるマスコミの発表内容を分析したものであり、遺族の心証を悪くしていたことは残念である。せっかくご遺族がいらしていたのだから、直接お話を聞いて欲しかった。

②ハラスメント発生の構造的要因と組織の課題
EU の実態調査の内容を産業別・性別・年齢別に特徴と傾向の発表があったが正直、それが日本の現状の改善にどのように繋がるのかが理解できなかった。単なる研究発表の場としか見れなかった。

資料としてはいい内容のものであるが、その内容の半分くらいしか説明の時間がとれていないことは、シンポの講演としては残念であり、講演当事者の時間配分主催者の事前チェックを行うべきと考える。説明の時間が短くて残念だった。

(四国家族会 久保直純)

B会場報告

B会場は労働安全衛生総合研究所、過労死等防止調査研究センター長、髙橋正也氏の「ぐっすり眠って、しっかり働く」というご講演で、参加者は約80名でした。

現在は睡眠に関する研究が進んできており、「働く」と「睡眠」の問題は大きな相関があることがわかってきたそうです。日本人は労働時間が長く、深夜に働く人も増えています。その結果、睡眠時間が世界一短く、その上女性の方がさらに睡眠時間が短い傾向にあるそうです。そのような生活の中で、脳・心臓疾患や精神障害など最悪な結末に陥る人たちが年々増加しているのが現状です。労働時間が長かったり、睡眠に関する問題があると、仕事中のニアミスや怪我が多くなるといった統計結果もあります。健康に、安全に、生産的に働くためには睡眠時間の確保が欠かせません。

また、職場の一体感が強いと睡眠も良好になるという研究結果もでています。勤務間インターバルについては、近年データが集まってきているそうで、インターバルを確保すると、睡眠の質もよくなるそうです。11時間のインターバルは良質な睡眠時間を確保する最低ラインだそうで、できればもっと長い方がよいそうです。現在の私たちの働き方と眠り方は大幅に見直すべきものであり、睡眠時間を確保することは多方面で効果があるそうです。そして、インターバル規制などの、職場における睡眠対策は健康面、安全面、生産面から実施の価値があるとのことでした。睡眠時間は短い方が有能だと考えられていた時代もありましたが、研究が進むにつれて、適度な長さの良質な睡眠は多方面で良い効果をもたらすことが証明されてきました。睡眠不足は過労死の大きな原因の一つです。

過労死をなくすためにも、睡眠について多くの人に関心を寄せていただきたいと思いました。

(東京家族会 渡辺しのぶ)

北海道過労死等防止対策推進シンポジウム報告

北海道はホテルポールスター札幌を会場として11月18日(月) 13:30~16:00まで開催されました。参加者は平日午後の時間帯でしたが経営者、会社員、公務員、学生、など事前申し込み140名を上回り180名の参加で行われました。開会挨拶を北海道労働局、来賓挨拶は道と札幌弁護士会からありました。

基調講演は「せやろがいおじさん」名で教員の過酷な勤務実態と変形労働時間制の問題を指摘して動画配信しているタレント榎森耕助氏が「過労死と働き方について考えよ~」と題してテンポ良く問題の本質を鋭くお話され場内は圧倒されて聞き入っていました。 榎森氏はこのような講演は初めてで専門家ではないと仰っておりましたが、「人口オーナス期 (少子高齢化)にみあった働き方を考えていく」など大変分かり易くまた楽しく学ぶことが出来ました。遺族体験報告は4年前に20歳代の長男を過労死で亡くしたÑさん、村山の2名でした。

今回初めての試みでコーディネーターを北海学園川村氏、パネラーに榎森氏、事例取り組み報告会社代表、遺族村山にてパネルディスカッションを行い学びの多いシンポジウムとなりました。

(北海道家族会 村山百合子)

宮城過労死等防止対策推進シンポジウム報告

11月14日開催した宮城のシンポジウムは、ほぼ満席の122名の参加でした。又5日19号の浸水被害が甚大だった福島県郡山会場での開催が危ぶまれましたが、何とか開催することができ42名もの参加がありました。

シンポジウムのテーマは「長時間労働で、働く人の健康はどうなっているの?」で、コンビニを中心とした「24時間年中無休」の外食産業の働き方について考えるシンポジウムの集いにしたいと企画しました。過労死遺族の訴えは、31歳で過労死したNHK報道記者の佐戸未和さんのお母さんの東京家族の会の佐戸恵美子さんが、娘の命を救えなかった無念さと会社の理不尽な扱いに抗議するとともに、二度と娘のような悲劇が繰り返さないようにと涙ながらに訴えた姿が印象的でした。次に、働く人に優しい企業経営をしている「株式会社ミツイ」のダイバーシティを掲げた多様な働き方を実践し、社員の意見を大事にしている素晴らしい企業取組みをされている金沢社長さんの会社経営に感激いたしました。

第二部はパネルディスカッションで、「24時間年中無休」の実態と労働者やオーナーの話し合いを聞いて、24時間年中無休サービスが本当に必要なのか参加者と一緒に考えました。

(宮城家族会 児玉政昭)

神奈川過労死等防止対策推進シンポジウム報告

神奈川のシンポジウムは今年も全国に先駆けて10月31日にみなとみらい地区で開催いたしました。シンポジウムの企画は8か月前より神奈川労働局の会議室をお借りして、労働局、家族の会、過労死弁護団、各団体の皆さんと共に連携しながら話し合いを重ね、講師の先生の選定は経営者の皆さんから聞きたいお話のアンケートを取るなどして計画をたてました。

また昨年に引き続き、経営者団体、労働組合共に協力団体に加わって頂き感謝しております。当日は、231名のご参加を頂き、企業の多い神奈川らしく会社員の方が大半を占めましたが、経営者の方のご参加も多く頂くことが出来ました。講師の先生は(株)リコーの産業医の森田哲也先生より「こころのマネージメント」のお話、そして神奈川新聞社の佐藤将人記者より「小さなハンマーで社会を揺らすために」―過労問題を「自分ごとに」とご自分の経験から貴重なお話を頂きました。

今年度からより多くの方にお聞き頂く為、遺族の体験談を講師の先生のお話の前にして、神奈川の会の小林康子さんがパワーポイントを使いながらお話頂き、講演も皆さんに自分事としてお聞き頂けたと思います。お越し頂きました皆様に心より感謝いたしますとともに、また来年に向けてよりよいシンポジウムになりますようにメイドイン神奈川で頑張りたいと思います。

(神奈川家族会 工藤祥子)

東京過労死等防止対策推進シンポジウム報告

東京家族会では、東京近隣のシンポジウム会場で、会員さんが体験談を発言しています。

11月12日の千葉会場は約100名の来場があり、健康経営推進産業医会の鈴木健太氏による「職場の健康管理を産業医と連携しよう」という講演がありました。「良い産業医」と「片手間産業医」の違いについてわかりやすい説明があり、見極め方についても解説がありました。その後の遺族発言の、大切なご家族が過重労働で命をおとす話は聞いている人の胸を打ったようで、会場内がしんとしていました。

11月20日の栃木会場は白鷗大学が会場でしたが、一般の方の来場者も多く約150名の参加者がありました。ここでは社会保険労務士の今井敬史氏から介護事業所の長時間労働削減ための取り組みの報告がありました。その後、会員さんから介護事業所の長時間労働の実態について発言があり、現実には過労死寸前でも働かざるを得ない介護現場が多いことを参加者も理解して下さったと思います。

11月27日の埼玉会場は約130名の参加者で、埼玉大学の金井郁氏による「日本的雇用システムにおける企業拘束性を考える」と題した講演がありました。この時の体験談は企業体制の中で長時間の拘束と労働を余儀なくされた会員さんの体験談で、長時間労働は好きで働いているわけではなく、システムに問題があることに気づかせてくれる内容でした。

11月29日の群馬会場は約90名の参加者があり、産業カウンセラー小林郁夫氏の「職場で取り組むメンタルヘルス対策」の講演でした。体験談はメンタルヘルスについて理解のない職場で心を病み、過労死された遺族発言で、講演内容と結びついて、来場者の心に響いていました。この他の会場でも会員さんにご協力を頂きました。

(東京家族会 渡辺しのぶ)

長野過労死等防止対策推進シンポジウム報告

長野の過労死シンポジウムは、11月25日(月)に松本市のJA松本市会館で行われ今年も平日の開催でしたが85名の参加がありました。

初めに、「これからの過労死防止対策~産業医からの視点で」と題して産業医の原島浩一氏の講演があり、次に笑福亭松枝さんによる過労死を題材にした落語「ケンちゃんの夢」を聞きました。松枝さんの話術で涙ながらにも楽しく聞け、過労死問題が心に沁みました。「落語」を通じて過労死を知ってもらうことも一般の方たちには馴染みやすいのではないかと思いました。

最後は、体験談を3人の方に話していただきました。当事者の立場から神奈川の小林アユミさんは、介護現場の劣悪な労働実態により心まで壊されてしまった経過と現実に生きていく厳しさを、遺族の声として長野の飯島千恵子さんは過労死防止法もなく「過労死」という言葉さえ厚労省でも知らない35年前に過重労働で夫を亡くされ、当時3歳と1歳の子供さんを育てながら労災を勝ち取った凄まじい体験を、山梨の芦澤ひとみさんは東電に勤めていた息子さんを上司の耐え難い無視、いじめにより19歳で亡くされ、目に見えないハラスメントの存在に苦しむ被害者の叫びにもしっかり耳を傾けてくれる社会になってほしいと訴えられました。こんなひどい世の中、社会をみんなの力で何とかしていかなければと思いました。

(長野家族会 小池宣子)

静岡過労死等防止対策推進シンポジウム報告

11月14日午後、静岡駅ビルで行われました。例年通り事前に430部の資料配布を企業、図書館、大学、一部高校に過労死防止学会の5件の資料と労働局の対策の状況の資料を冊子にして送りました。

当日、労働局の恩田課長に「働き方改革と助成金について」の講演をしていただきました。助成金の活用事例として「勤務間インターバルで生き生き職場作り」をこども園の園長さんにお願いしました。基調講演は「過労死、過労自死の予防に向けて」共立病院長谷川医師にお願いしました。直近の裁判事例として「自治体職員の過労自死事案について」裁判担当大橋弁護士にお話しいただきました。県内では県庁職員や市役所職員の過労死事案が報告される中、過労死が企業独自の問題だけでなく発生していることに警鐘を自ら鳴らす意味で企画いたしました。

家族の会の事例発表は2件で、障害者の雇用での過労自死事案を取り上げました。国の障害者雇用促進に障害者の法的整備を含めた問題を訴えていただきました。もう一つは製造業のコンビニなどでの販売網で働いた中間管理社員が過労自死をした事案で半年間に休日が4日しか取れなかった驚くべき、過酷な労働時間が浮き彫りになりました。過労死防止が叫ばれる中で今も発生することを企業は厳粛に考えなければなりません。

(静岡家族会 尾崎正典)

名古屋過労死等防止対策推進シンポジウム報告

「働き方改革関連法」が2019年4月に施行されてから初めてのシンポジウムです。国や企業がどのような対応をしているのか知りたいという意見が出たことから、今年は労働局には過労死等防止対策の現状報告とパワハラ防止対策の法制化について話して頂き、企業からは自社の働き方を見直し、従業員がどのように改善すれば働きやすいかを考え実践している愛知の会社にお話をして頂きました。

そして基調講演は兵庫過労死を考える家族の会の西垣様に御子息の事件の内容と母の思い、5年前に施行された「過労死等防止対策推進法」が出来るまでのお話しをして頂きました。労働局や企業の話も良かったのですが、西垣様のお話しは胸に迫るものがありました。企業の話の最中真剣に聴いていなかった私の後ろに座っていたサラリーマンの方々も、基調講演の時には食い入るように聴かれていました。遺族の発言は悲しみや苦しみを思い出す事ですが、参加して下さった方達の胸に遺族の思いの詰まった種が植えられ、その種が芽を出し花開く時には過労死・過労自死が世の中から無くなっていて欲しいと願っています。

(名古屋家族会 伊佐間佳子)

京都過労死等防止対策推進シンポジウム報告

京都の過労死防止シンポジウムは、11月19日、午後に池坊短大こころホールにて開催されました。参加者は約80名ほどでした。

講演は、毎日新聞夕刊編集長の松井宏員氏(『過労死落語を知っていますか』著者)による「過労死落語から見える遺族の願い」です。落語の作者は、労組の役員であった「笑工房」の小林康二氏です。作家と演者、過労死の当事者たちで試行錯誤を繰り返して過労死落語が作られ、過労死運動や過労死防止シンポジウムのなかで演じられてきました。松井氏はみんなに過労死落語を見てほしいと語りました。過労死落語を通じて、過労死問題を身近に考えてほしいと思います。遺族の話で、Aさんは教員であったご家族を亡くされて10年経ちます。自宅でも仕事をし、いつ寝ていたか知らない。孫をいつまでも抱っこして離さない姿が今も脳裏から離れない。幸せに人生を送る権利がなかった。Bさんは新卒の子どもさんを亡くされた。思い出したくないが、子どもは私の一部として生きている。そして過労死訴訟資料がシリーズ本になった。内外の大学で研究材料として50年、100年残り事件を風化はさせないと、話されました。強く印象に残るお二人の話でした。

(京都家族会 中嶌清美)

大阪過労死等防止対策推進シンポジウム報告

11月27日、JR大阪駅前のグランフロント大阪に於いて過労死等防止対策推進シンポジウムが開催され、参加者は368名で、経営者、会社員、職員関係から290名を超える参加がありました。

大阪労働局労働基準部長の開会挨拶の後、産業医科大学産業衛生教授(日本製鉄(株)君津製鉄所総括産業医)宮本俊明氏に『過労死防止と強化された産業医の役割』をご講演いただきました。大橋さゆり弁護士から『ハラスメント規制の法制化―企業に問われる雇用管理上の措置義務とは』と題しご講演いただきました。その後、大阪労働局労働基準部監督課長より『労働局からの報告』、松丸正弁護士より『過労死問題における働き方改革の明と暗』をお話しいただき、家族の会から安徳晴美さんと匿名の方が、苦しい遺族の心情を話してくださいました。

その後、全国家族の会代表寺西笑子さんの閉会挨拶で幕を閉じました。今回のシンポでは、雇用する側の労働時間管理やハラスメント対策などの雇用管理対策と産業医の踏み込んだ防止策により命を救うことが出来ることを学び、これまで過労死・過労自死で亡くなられた方々は生きられたはずの命であり、過労死、過労自死は人災であることを再認識しました。

(大阪家族会 小池江利)

兵庫過労死等防止対策推進シンポジウム報告

兵庫県のシンポジウムは11月22日(金)に開催、参加者は295名でした。大原記念労働科学研究所の佐々木司上席主任研究員が「働く上で大切な、労働者の疲労・ストレス・睡眠の知識を知る」との演題で基調講演、高橋幸美様が「過労死ゼロの社会を-若者の過労自殺を防ぐために-」との演題で講演をされました。

兵庫労働局が兵庫県の労働現場の実態について、株式会社阪技が従業員の安心とやりがいのための取組みについて報告をされました。「過労当事者の声」で2名の方が登壇され、「若者の声」で神戸大学附属中等教育学校と関西学院大学の学生へのインタビュー映像が流されました。印象的だったのは「若者の声」です。過労死防止啓発授業等を受けた学生から、過労死は身近で起きていると実感した、本人だけではなく遺族や周囲の人の人生も奪うものとわかった、労働問題に関する教育が大事だと感じた、労働者自身が法律を知ることが大切で知らない怖さに気づいた、と沢山の感想を聞けました。

啓発授業の講師をお引き受けしている者として、弁護士や社労士の先生方による法律の講義は勿論のこと、当事者の体験を伝えることもまた意義ある活動だと改めて思いました。兵庫県・神戸市・兵庫弁護士会のゆるキャラと共にシンポのチラシを配布しました。

(兵庫家族会F)

岡山過労死等防止対策推進シンポジウム報告

岡山では11月28日に岡山国際交流センター国際会議場においてシンポジウムが行われました。参加者は93名でした。講師は旬報法律事務所の蟹江鬼太郎先生に「過労死・過労自殺を防ぐために~担当事件を通して~」というタイトルで講演していただき,蟹江先生が担当した,テレビでも話題になった電通事件やNHK事件など4つの事件を取り上げて,どのような働き方をして過労死・過労自殺に至ったかの経緯を説明し,労災認定基準と過労死過労自殺の防止方法を説明していただきました。

遺族の訴えでは,東京過労死を考える家族の会の中原のり子さんに「過労死と働き方改革」というタイトルで講演していただき,特に医療従事者の(特に医師)善意と使命感の上に成り立っている過酷な長時間勤務による医療界の限界と,無給医問題,残念にも過労死・過労自殺,又は過労による交通事故死をされた医師と残された遺族の無念を語っていただきました。

シンポジウムの時間は30分ほどオーバーしましたが,参加者からは蟹江先生の講演は分かり易かったし,中原さんの講演は胸を打たれ,涙が出ると言っていただき,又,中原さんにはマー君の詩がどのようにして出来上がったのかも説明していただき,最後には,元参議院議員の姫井由美子氏によるマー君の作文の朗読というサプライズがあり,シンポジウムの参加者に感動を与えてくれました。

(岡山家族会 中上裕章)

山陰過労死等防止対策推進シンポジウム報告

鳥取会場報告

令和元年11月20日米子市の米子コンベンションセンターに於いて、過労死等防止対策推進シンポジウムが開催され、参加者は115名で席がいっぱい状態になりました。冒頭に鳥取労働局長が主催者あいさつ、基調講演では佐々木司氏が「ワークルールとしての疲労・ストレス・睡眠のリテラシー」と題して詳しくお話しをされました。 事例報告では、寺西笑子全国過労死を考える家族の会代表が「過労死を生みださない働き方とは」をテーマに、会社側から「平成30年度ベストプラクティス企業の取組紹介」を米子王子紙業株式会社の方からお話しをいただきました。

特記すべきことは寺西代表のお話しです。50歳を前にして突然、家族の前からご主人が居なくなるという悲劇に遭われ、同じ過ちを発生させてはならないとの思いから、苦悩の闘いと経過を基に一つ一つ丁寧に語られ、会場内の参加者は聞き逃すまいと静聴しておられる姿が印象的でした。 『おかしい!と思えば、病気になる前に本人と家族で話し合い、信頼できるところへ相談をすることです。決して一人で抱え込まない、諦めない、自分を責めない。』でまとめられました。参加者は、改めて過労死問題を認識されたと思います。

(山陰家族会 三浦一雄)

島根会場報告

島根県は地域的に東西の距離が細長く、これまで松江市・浜田市・出雲市・益田市・そして今年は雲南市で開催しました。私達は全県8市を巡回し、過労死問題等を広く県民に認識を深めていただくための目的で開催しているのです。4月上旬、今年のシンポジウム開催GOサインを基に「山陰過労死等を考える家族の会」役員会を行い、開催日時・場所・内容を協議決定して雲南市長に協力要請いたしました。

今年のシンポジウムの内容は、令和元年11月21日雲南市チェリヴァホールで開催し、事例報告① 運送会社に勤務してご主人が、ノルマ達成のために早出出勤・休日労働等で体調をくずしていく姿に耐えきれず、嫌がる夫を病院に連れて行くと診断結果は「うつ病」。月日がながれ日増しに被害妄想的発言、自死未遂事件を起こし、未だ意識が戻らない介護されている心境を語られました。事例報告② 市役所に勤務していた夫が突然、亡くなった経過の裏には、公務職場という大きな組織の中で、上司によるパワーハラスメントを裏付ける日記と手帳に記録されていた実態にもかかわらず、【公務外の災害認定】裁決通知が届き、遺族として意見書・反論書・審査請求書等を提出して『遺族側の意見が述べられる場を設けてほしい』と強く訴え、審査会の場で口頭陳述と多くの証拠書類を提出して、最終的には【公務外認定処分は、取り消す】となった経過をお話しされました。 会場には、来場者156名・スタッフ20名が事例報告をくい入って聞いておられました。

また開催セレモニーでは、「全国過労死を考える家族の会」寺西笑子代表に急遽駆け付けていただき、貴重なご挨拶を受けたところです。ありがとうございました。

(山陰家族会 三浦一雄)

東四国過労死等防止対策推進シンポジウム報告

徳島会場報告

11月23日(土)(13:30~16:30)徳島文理大学 参加者120名(学生70名 一般50名)
「生き生きと働き続けるために~過労死のしくみと現状を学ぼう~」岩城穣弁護士
「命より大切な仕事はありません」寺西笑子氏
講演後の質疑応答では、多くの学生さんからの活発な質問や切実な大学病院勤務の看護師の娘さんの過労死を心配するお母さんの訴え相談がありました。お二人の温かく丁寧な対応に、学生さんや一般の方に大きな学びや考える機会になったと思いました。

(東四国家族会 大島照代)

香川会場報告

11月25日(月)(14:00~16:00)かがわ国際会議場 参加者33名
「過労死・過労自殺を防ぐために~担当事件を通して~」蟹江鬼太郎弁護士
「息子の過労死から過労死防止を願う」西垣迪世氏
今年は香川会場の広報活動は何も出来なく講演者に申し訳ない気持ちでいっぱいです。出席者のほとんどが会社の上層部と思われる人の参加でした。来年は、今回徳島で実験的にしたことを香川でも実行し、立派な会場を若い学生さんを含む沢山の人々にもご参加頂けるよう努めたいです。

(東四国家族会 大島照代)

四国過労死等防止対策推進シンポジウム報告

日時:2019年12月17日 10:20~11:50,場所:愛媛大学南加ホール
参加者数:176名,遺族発言 久保13分 高橋幸美さん30分,講演 長井先生42分
例年通り、遺族発言を冒頭に行い、その後講演の形式
高橋さんにNHKの密着取材が有りマスコミの取材も数社(翌日地元新聞掲載)。
講演者である長井先生の啓発授業を兼ねているために学生の参加者が約120名の為,話の内容は若者向けで行われた。シンポジウム終了後,遺族に学生がさらに話を聴きに来て,有意義な時間となった。学生のアンケートも十分に話の内容に理解をしている事が確認できた。遺族発言の生々しさと長井先生の若者向けの内容が良かったと思う。シンポ終了後,講演者陣でランチの時間を取ることができたことも今までになく遺族と研究者の交流の場が持てたことは、大事であり有意義であった。

(四国家族会 久保直純)

福岡過労死等防止対策推進シンポジウム報告

去る2019年11月22日、福岡市JR博多シティ会議室において、今年のシンポジウムが行われ、約90名の参加がありました。

基調講演は津野香奈美さん(神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科講師)から『パワハラ関連法案と今後のパワハラ防止対策』というテーマでお話いただきました。津野さんは職場でのパワハラが企業に及ぼす影響について、年間1兆8562億円程度の経済的損失をもたらすというイギリスの統計・試算を交え、いかにパワハラが人を傷つけるだけでなく、社会全体にとって損失となるかを説明いただきました(単純な比較はできませんが、2016年の労働力人口はイギリスが約3327万人、日本が6673万人ですから、日本での損失額は3兆7230億円になります。)。

また、津野さんは、国が示す『パワハラ』の定義、裁判所で認定される『パワハラ』がパワハラの中でも一部の酷いパワハラに偏っていることやねちねちと嫌味を言い続けるようなパワハラは裁判では『パワハラ』と認定されない現実があるとの指摘に対し、「国の定義に当てはまらないパワハラもある。大切なのは職場で人を傷つける行為を無くすこと」と述べられました。この言葉は非常に共感しましたし、この考え方をもっともっと広めなければと思いました。家族の体験発表では、民間企業・労災事案について息子さんを長時間労働とパワハラによって亡くされたお母様からの訴えと工藤祥子さん(神奈川家族会)から教師の働き方の問題についてお話していただきました。参加者はご家族の話に真摯に耳を傾けていました。

毎年感じることですが、ご家族のお話には参加者の皆がこの問題にきちんと向き合わなければならないと思わせられる説得力があると感じます。今年の福岡会場のシンポジウム内容は以上のとおりです。とても内容も濃く、意義深いシンポジウムになったと思います。さて、シンポジウム関連ではありませんが、福岡から一つご報告があります。2019年12月7日に家族会総会を実施した際、安德晴美さんが代表に就任していただくことになりました。報告の最後として安徳さんのご挨拶をご紹介いたします。

皆さまにご報告申し上げます。12月7日、福岡過労死を考える家族の会の総会にてご承認いただき福岡の代表をさせていただくこととなりました。安德晴美です。当日ご遺族3名が来られました。この会と繋がりを持ちたいと期待をこめて総会へ足を運ばれたそんな方々のお気持ちに背中を押されました。自分が代表となり、過労で倒れた被災本人とそのご遺族が孤立しないように寄り添い共に支え合い、励まし合って連帯の輪を広げていくことをしたい。ご遺族の方々にその思いを確かなものにしていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

(福岡家族会 弁護士八木大和)

「東九州過労死を考える家族の会」ご報告

今年は、宮崎が11月13日、大分が11月26日にシンポジウムを開催しました。宮崎シンポでは、佐々木司氏(大原記念労働科学研究所 研究部 上席主任)に、「夜勤・交代勤務・勤務間インターバルと過労死・過労自殺~睡眠衛生学の見地から」と題して講演していただき、今までの常識を覆す新しい知識を得ることができました。遺族体験談は、この講演の内容に正に当てはまる、トラック運転手過労死事件の遺族と、JAXA管制業務をしていたSE過労死事件の遺族のお二人が、大切な家族を亡くした悲しみと喪失感を切々とお話しして下さいました。

宮崎会場は、今までで一番多い120名を超える参加がありました。大分シンポでは、津野香奈美氏(神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科)に、「パワハラ関連法案と今後のパワハラ防止対策」と題して講演していただき、パワハラを無くすための具体的な対策を学ぶことができました。体験談は、神奈川の工藤祥子さんが、教員の働き方を変えるためのこれまでの活動をご報告して下さり、声を上げることが一番大事と、最後に結ばれたのが印象的でした。大分会場は、200名近い参加でした。

(東九州家族会 桐木弘子)

全国過労死を考える家族の活動

【主な活動報告】

9月25日 全国過労死を考える家族の会ニュース第78号発行:全国家族の会事務局
9月27日・28日 過労死弁護団全国連絡会議総会:(栃木県)ロイヤルホテル那須
10月 8日 学校の長時間労働と給特法のこれからを考える集い:参議院議員会館会議室
10月11日 連合結成30周年躍進レセプション:帝国ホテル東京
10月16日 第15回過労死等防止推進協議会:厚生労働省内会議室
10月30日 過労死等防止を考える超党派議員連盟総会:参議院議員会館会議室
11月 6日 全国家族の会統一行動(要請行動、啓発シンポジウム):霞が関周辺
11月 7日 全国過労死を考える家族の会総会:全労連会館会議室
11月12日 衆議院文部科学委員会・参考人意見陳述(工藤祥子):(衆)文部科学委員会
12月13日 いのちと健康を守る全国センター総会:全労連会館ホール

【主な活動予定】

2020年
1月 6日 連合2020新年交歓会:ホテル ラングウッド
1月15日 全国過労死を考える家族の会ニュース第79号発行:全国家族の会事務局
1月18日 全国家族の会世話人会:明治大学駿河台キャンパス
同日 過労死防止全国センター拡大幹事会:明治大学駿河台キャンパス
同日 過労死防止学会幹事会:明治大学駿河台キャンパス

【事務局から】

今年も過労死のない社会をめざして心ひとつに前進しましょう!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

カンパのお願い

家族の会は皆様のカンパを主な活動原資として活動しています。
カンパのご協力をよろしくお願いします。

ゆうちょ銀行 店名 〇五八(ゼロゴハチ) 店番 058
預金種目 普通預金 口座番号 3713219
口座名義 全国家族の会(ゼンコク カゾクノカイ)

 


【発 行】全国過労死を考える家族の会(2020.1.15発行)
【事務局】東京駿河台法律事務所内 TEL. 03-3234-9143
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町二丁目3番1号 岩波書店アネックス7F